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今後の課題:クローン問題

「オーガニック」の定義が今、再度問われています。

なにをオーガニックと呼ぶか。

有機栽培、有機飼育だけではもはやオーガニックと認定するべきかどうか議論されるケースが海外ではすでに起こっています。

米食品医薬品局(FDA)が安全性を認めたクローン食品について、有機飼育した場合に「オーガニック」と表示するべきかどうか。

「遺伝子組み換え(GMO)」のものはFDAにはオーガニックと表示されないのが現状ですが、「遺伝子複製(クローン)」は遺伝子組み換えではないので、その技術を使って生まれた牛などを食用とするのに安全性には問題がないというのがFDAの意見でした。

良質な牛を複製し有機法で育て、その肉や乳製品をオーガニックとして売ることはなんの問題もないとしています。

しかし、現実には、クローン食品の人体への影響などがまだ長期においては研究されていないため、米国の消費者団体がクローンは遺伝子組み換えとかわらないという主張が間違っているとはいいづらいのです。

これがもたらす問題として、消費者のオーガニックへの不信感があります。クローン食品を購入しないという消費者がかなり多い現在、クローン食品の一部がオーガニックと認定されれば、それはオーガニックと言うものの判断基準に疑惑をもつ一因となりかねないのではないでしょうか。

今後の課題は進歩する技術とともに過去のものとは違った意味での倫理観や価値観などの入り混じった意見のぶつかりあいになるのではないでしょうか。

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今後の課題:シール

オーガニック食品事業にアメリカのウォルマートが2006年から乗り出しました。日本でもどんどんオーガニック店舗が増えています。

アメリカでも日本でもそうですが、オーガニック商品すべてに見やすい表示があればと消費者の目線からすると、まずオーガニック食品のマーキングに問題があることに気づきます。

いろいろな言葉で、いろいろなマークをつかったオーガニック食品は消費者を混乱させるのです。

今後、市場拡大にともなって、よりわかりやすい、共通の表示が求められることになるのではないでしょうか。

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ローカルフードとは

ローカルフードの動きが最近活発になっています。

ローカルフードとは地域特有の食のあり方、または地元の食べ物をさす言葉です。

つまり、簡単にいえば、地産地消のような意味で使われています。

「現代農業」2006年2月増刊号(社団法人農山漁村文化協会)に、愛媛大学の野崎賢也助教授が、「オーガニックからローカルへ!社会運動化するアメリカのローカルフード運動」という記事を載せています。

自然破壊などから生まれたオーガニックと言う概念が、今、グローバル化した産業経済と高度に発達した消費社会のもつ問題を問う際に、形を変えてローカライゼーションのようなローカル運動として変化しつつあるのかも知れません。

地元の農家でつくられた地元の野菜をうる。そして、地元の味を追求する。

これは根本的に動きとしてはより安全でより健康的な食材を身近に求める動きでもあり、基本的に輸入農産物のもつ危険性に対する防御運動ともいえます。オーガニック栽培をしている農家も多いため、オーガニックとは対立関係にあるわけではないのです。

日本のように特に風土や気候の多種多様な国において、地域農産物が違ってくるのは当たり前のことです。それを、高価格でうれる農作物にかえたり、昔から続いてきたものでも売れないなどを理由に生産を中止したりした地域も多いのです。その復活ともいえるのがローカルフードの運動です。地域おこしのような作用もあり、観光目的の利用も可能になります。

したがって単にオーガニックを求めるのではなく、今後は、おそらくオーガニックとローカルフードが重なり合った、地域色の濃い食への意識が高まってくるのではないかと思います。

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